上海新天地は淮海路の南側に位置しており、石造りの伝統的な建築様式と、
現代風の建物で構成される、上海で最も洗練された場所です。広さは3万平方メートルで、
レンガ造りの壁、石造りの扉やレンガなどは、1920年代「オールド上海」の雰囲気が
味わえます。対照的に、レストラン、バー、喫茶店、画廊などの店内は、
二一世紀の都市そのもので、“最新の流行”と“古き良き時代”の上海、
両方を同時に味わうには絶好の場所です。
香港の芸能人グループが経営する「東方魅力餐飲娯楽中心」は、芸能人の最先端の
流行発信地でもあり、芸能人とファンの交流の場でもあります。
台湾の有名な映画俳優の“楊慧珊”が経営するレストラン「琉璃工房主題餐庁」は、
七色の鮮やかな水晶が印象的で、フランス料理のレストランでは、
地下のワイン貯蔵庫と店内での演奏が素敵な場所です。「日本音楽餐庁」では
ロックが絶えず流れ、(ブラジル式)バーベキューレストランでは南米風の演奏を
楽しむことができます。上海に住む外国人のパーティが最も開催される場所が
この新天地です。
他にも、ファッション関連の店では国際的流行色をそろえてありますし、
他にも、職人手作りの家具屋、伝統工芸品屋(主に記念品)、お土産屋などでは本場、
中国テイストのものが揃います。「石庫門博物館」では、二〇世紀初頭の上海人の生活を
再現してあり、当時の生活を垣間見ることができます。これを見ることで、
現代の上海人の文化への理解も深まることでしょう。エレベーターや、空調設備、
ブロードバンドラインなどは最新のものが揃っており、買い物客は、オンライン上で、
即座に店舗情報、メニュー・価格情報、映画の上映情報を見ることができ、
また、そのまま「オンライン予約」もできます。また、「新天地露天広場」の舞台を
オンライン上で直接見れることもあります。
“新天地”には新しいもの、流行のものが次々と入って来て、一日では
遊び尽くせないほどのエンターテインメントを提供してくれます。
最近では、ファッションショー、モデルの選考会、著名な芸能人の記者会見などにも
利用されています。