東華大学の服飾デザイン学科(専科=3年コース)の知り合いが、卒業制作で衣服を作ったと言っていたので、卒業前に学校にカメラを持って行って取ってきてもらっました。彼女たちは、デザイン画の作成から生地・附属選び、縫製に至すべての工程を自分でやるそうです。2〜3年間学校で勉強しただけで、実際下の写真のような衣服が作れるのだなーと感心しました。中には、生地を求めて杭州まで足を運んだ学生もいるのだとか。では、実際彼女たちがどれくらいアパレル企業でデザイナーとして就職しているかというと、約半数に止まる程度で、アパレルの販売員や、家具のデザイナーなど、何かしらファッションやデザインに関連する様々な所に就職していくようです。ちなみに、彼女たちにどれくらいの給与がもらえるのかと聞いたところ、外資系に就職が決まった人は月収3000元程度(約4万2千円)、香港系、台湾系を含む国内系企業だと条件のいい所で1500元、一般的には1000元+わずかな残業代くらいの給与しかもらえないのだそうです。それでは、家賃の高い上海では一人暮らしなどとうていできないので、多い人は6人二部屋、少ない人でも友達と2人で一部屋を借りて住むのだそうです。