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北京M・TSUBOMI3年連続80%の利益増加 売り上げ額1億円にも

 
中国百貨店業界の注目を浴びているレディースブランド“M・TSUBOMI”(会社本部北京代表村山蕾)が成長を見せている。ここ三年の利益は80%ちかく伸び、北京を中心とした35店舗の売上額は1億円にものぼる。「今後もこの流れにのって展開していく。」
日本での大型百貨店や外資系アパレルメーカーでの豊かな経験をもとに1999年に設立。世界のトレンドを主軸に、染色を重視したイタリアの高級ファブリックを使用。デザインは優雅で素材の質感がよく生かされており、サイズが豊富で重ね着にも最適。
春夏物衣料1着の価格は1000元〜3000元。顧客のほとんどは25〜35歳の外資系企業勤務者やOL、弁護師で多くの百貨店では売り上げ1位の業績を上げている。
日本での経験をインターネットを活用することで発揮し、店舗のVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)、社員教育及び顧客管理に力を注いできた。店内には雲南省産の石卓やイタリア製の照明を使用し、シンプルな雰囲気。商品は日資百貨店の天津伊勢丹、上海梅龍鎮伊勢丹、台湾崇光、高島屋で販売されている。
村山代表は「自分の好きな日用品、音楽、コーヒー、絵画などをうまく織り交ぜ、人々に文化の息吹を感じてもらえるようなお店を持つことが私の夢だった。現在、シンガポールなどのアジア地域での店舗展開を視野に入れていますが、あまり数字や企業の規模には執着していません。」と話す。