11/25

変革が迫られている中国婦人服の促進化方法
(数量増加と単価下降が今引き起こす業界への警告)

 
 11月11日に虎門で中国服装協会婦人服専門委員会年会が開かれた。続く12日午前、第9回中国(虎門)国際服装取引会が盛大に開幕、そして同日午後、2004年中国服装財富フォーラムが開幕した。中国の婦人服のメッカ虎門で開かれたこのような大きな活動の中ではほぼ同じような話題が飛び交った:確かに中国の婦人服業界の生産量、売り上げ、輸出はここ数年高速スピードで増え続けている。しかし、この発展方法について今、ますます深刻な自己質疑、緊迫する変革に迫られている。

 2004年、中国婦人服業界は重々しいプレッシャーの状況下で総量は増大し成長の勢いは衰えてはいない。1月−8月の国内大規模小売り企業は婦人服4299万件売り上げ、去年同時期の16.5%増し。輸出用14種シャトル織り婦人服の数量は28.9億枚にも達し、去年同時期の13%、金額にして93.6億米ドル、去年より17%も増加した。しかし、結果を残したのと同時に、中国婦人服業界の発展はいくつか目立った矛盾点も示した。

 まず第一に、中国の婦人服生産量は少なくなく品種、色柄、デザインともに多く、生産技術、設備、管理レベルも大きく成長し、世界のあらゆるブランドの婦人服の加工にも対応しきれる。しかし、現在中国国内の婦人服市場のほとんど全てが海外のブランドに占領されていて、“国門”から抜け出せる中国婦人服ブランドは少ない。

 第二に婦人服製品の中、インナー(主にブラジャーを指す)生産集中度が割りと高く、そして愛慕、安莉芳、曼?芬、古今などいくつかのインナーブランドは中国国内主要デパートの中でかなり高い割合で市場を占めている;塩歩(佛山市)のインナー、潮州の礼服は中国国内ですでに大きな影響力を持っている;ここ数年、深セン、杭州、虎門の婦人服もかなり壮観で特色を持っている・・・・・・。しかし中国の主要分布、珠江三角州、長江三角州、環渤海地区そして東南沿海地区のアパレル産業地帯の中で、婦人服業界はかなり分散していて、弱小であるということは否定でない。中国婦人服製品生産の集中度はこれまでずっと紳士服より低く、且つブランド定着率は悪く、寿命も短い。

第三に婦人服は斬新なデザイン、高い技術、実用性の三点が不可欠で、生産企業の生産スタイルは一定の量、種類の豊富さ、開発の速さに三つの特徴を擁する。しかし、中国の婦人服業界のいくつか企業の技術及び技術設備はまだまだである;素材、付属品などのセットはアパレル業界の発展に追いついていない。高級素材の生産は輸入に頼るなど問題は依然として存在する;国際的先進レベルと比較すると、デザイン理念とブランド文化層にはまだまだ一定の距離があるようで、デザイン力もやはり薄弱である。

 第四に、企業間の製品品質レベルはまちまちで、製品品質が依然として不安定な婦人服企業も中にはある。2004年、国家質検総局が10省・市の77企業、77種の婦人服製品を対象に抜き取り検査を行った結果、製品サンプルの合格率は70%にすぎなかった。

 第五に中国婦人服業界の供給構造は主に輸出用加工注文書貿易、国内向け商品のタグ付け加工、自社ブランドの生産経営の3つが主要なタイプである。輸入加工などの企業は一般的に一定の生産規模があり、その結果、生産経営は国際政治情勢や経済環境の影響を受けやすい。

 中国(虎門)国際服装取引会を観察したこの期間内で、中国紡織工業協会会長杜ト洲が最も注目したことは、ブランド企業の知識構成と経営方法、最も多く上がった話題は“ブランド”問題、最も喜んだことは展示会を反映した文化雰囲気とファッション理念を見られたこと、そして最も賞賛したことはここの企業は“ブランド創造力が十分”ということだ。彼は2004年中国服装財富フォーラムの中で、婦人服ブランドは文化科学技術の付加価値向上を取り上げるべきで、“品質、革新、高速の反応”を特徴の発展の方式を打ち出さなくてはならないと発言した。

 元国家紡織工業部副部長、中国流行色協会会長王曾敬は中国服装協会婦人服専門委員会年会上で指摘した;食糧、鋼材、石油、石炭、電力など主な国家経済、人民の生活に関するもの全ての物価が上昇すると同時に、わが国の紡織製品の輸出量も増加し続け、婦人服とその他の服飾や多くのアパレル製品の単価は長年連続のマイナス成長。これは市場が総数の拡大を占め、利潤空間の圧縮で引き起こされたものであると物語っている;婦人服市場が日に日に繁栄すると同時に、いくつかの婦人服経営企業は欠損し、または欠損に瀕している。損失が20%以上に昇るところさえある・・・・・・。このような現象が業界に強い警告を引き起こしてもおかしくはない。彼は強調する:過去の私たちの後追いはひどかった。長期にわたっての後追い、模倣、剽窃はよくないことだ。婦人服企業は特に営業方法、国際協力、財産権の構造のモデルチェンジ、変革という面において大きく超過し、世界級の産業に基づいて自国の新しい発展方法を構造しなければならない。

 現存する問題また、間もなく到来するであろう後割当額の時代に直面して、現段階の形勢と中国婦人服業界の発展の状況において、婦人服専門委員会秘書長張桂は提起する:婦人服業界は来年の目標を“品質、革新、高速の反応”とし、業界が科学的発展ビジョンを樹立することを大いにサポートし、婦人服有名ブランド戦略を推し進め、企業を新型工業化に向けて導き、よりしっかりした仕事内容にするべきである。